日本の住宅政策・中古住宅市場

Poste date: 2018年3月5日

2006年以降、日本の住宅政策は新築住宅の供給から既存ストックの活用へと転換しました。

ここでは、日本の住宅市場の現状、中古住宅取引の活性化対策についてご説明します。

日本では第二次世界大戦後、極度の住宅不足を解消するために大量の新築住宅が供給され、高度経済成長に伴って新築着工戸数は年々増加の一途を辿りました。1968年には住宅総数が総世帯数を上回ったものの、その後も住宅総数は増加し、2013年時点で住宅総数は6,063万戸と、総世帯数5,245万世帯の1.16倍となっています。


日本の既存住宅の流通量は欧米諸国の1/6 ~ 1/5

下記は、日本の既存住宅流通シェアの推移のグラフです。2013年時点で新設住宅着工戸数は98万戸に対し、既存住宅取引戸数は16.9万戸と低く、全住宅流通量(既存流通+新築着工)に占める既存住宅流通シェアは全体のわずか14.7%にとどまります。

資料)国土交通省「住宅着工統計」、総務省「住宅・戸地統計調査」


国交省が公表する既存住宅流通シェアの国際比較によると、アメリカは90.3%、イギリスは85.8%、フランスは64.0%を占めます。近年ではシェアは大きくなりつつあるものの、欧米諸国に比べると1/6~1/5程度であり、日本の既存住宅の取引は非常に低い水準だといえます。

資料)国土交通省


日本人は新築志向

内閣府による2015年度住生活に関する世論調査では、住宅を購入するなら「新築の住宅がよい」という回答が73.0%に対し、「中古の住宅がよい」という回答はわずか9.9%でした。その理由としては、間取りやデザインが自由に選べるから、すべてが新しくて気持ちいいから、という回答が多く、また、中古住宅は耐震性や断熱性など品質に不安があるという意見もありました。

一方で、中古住宅を選択する理由としては、「住みたい場所に住宅を購入するためには、中古住宅の価格の方が手が届きやすいから」と資金面での理由が最も多いですが、中には「時期を見てリフォームする」、「中古住宅でも外装や内装がきれいであればよい」という、中古住宅を購入して自分のライフスタイルに合わせてリフォームして住まうという考え方も、以前に比べて広まりつつあります。


住宅は「量」から「質」へ

このような新築住宅の供給に偏った日本の住宅事情を受けて、政府は2006年に「住生活基本法」を制定し、中古住宅取引の活性化対策を打ち出し、良質な中古住宅を安心して売買できるよう既存ストックの活用へ政策を転換しました。

既存住宅・リフォーム市場活性化に向けた施策

● 既存住宅の建物検査(ホームインスペクション)の利用件数増
売買時点での建物の状態を把握できる建物状況調査の活用を促進

● 建物検査を受けた既存住宅売買瑕疵保険の利用件数増
購入した既存住宅に一定の瑕疵があったときにその補修費用がカバーされる保険の普及により、既存住宅購入への不安を取り除き、売買取引を活性化させる

● リフォーム市場規模の拡大
既存住宅の長寿化や省エネ化、複数世帯同居時のリフォームを支援

● 長期優良住宅の普及の促進
長期優良住宅取得時の税金優遇・住宅ローン控除等)

このような政策と経済面での後押しに加え、消費者の意識の変化により日本の中古住宅市場は着実に拡大しています。今後更に少子高齢化が進行し人口減少が見込まれる日本は、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く使う」社会への移行が重要視されています。

 

Exterior of パークコート青山ザタワー
Sale Property tag

港区南青山2丁目にある三井不動産レジデンシャル、Iconique特定目的会社旧分譲、大林組施工のパークコート青山ザ タワーは2018年3月に竣工しました。総戸数163戸、地下1階付地上26階建て大規模タワーマンションです。優美な曲線が織りなすスタイリッシュでモダンなフォルムが目を引きます。パークコート青山ザ タワーにはインフィニティプールやジェットバス、フィットネスジム、スカイラウンジ、クラブラウンジ、ゲストルームなど共用施設・設備が充実しています。2階には緑に囲まれたプライベートガーデン、快適な暮らしをサポートしてくれるコンシェルジュによるきめ細やかなサービス、上質な暮らしをおくることができそうです。24時間有人管理にTVモニター付きインターホンと連動したエントランスのオートロックを設置し住まいの安心をサポートします。パークコート青山ザ タワーの最寄り駅は東京メトロ銀座線の青山一丁目駅です。駅からマンションまでは徒歩3分となっています。同じく徒歩3分に東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線の青山一丁目駅、東京メトロ千代田線の乃木坂駅が徒歩7分、交通利便性良好です。 災害時に備えて:●制振構造やスマートパイルヘッド工法など、躯体の安全性に技術のすべてを注ぐ ●72時間対応可能な非常用発電機 ●全フロアに防災備蓄倉庫を設置し防災備品を収納

69,800万円

Exterior of 南青山パークマンション
Sale Property tag

「南青山パークマンション」は、三井不動産㈱旧分譲のパークマンションのシリーズで1981年に建築されました。 「南青山7丁目」のアドレスで、「区立青南小学校」・「区立青山中学校」の学区域に属します。骨董通りをはじめ、「表参道」エリアのショッピングエリアにも程近く、また渋谷区の主要エリア「広尾」・「恵比寿」エリアを始め、開発の進む「渋谷」駅界隈や「六本木ヒルズ」にも徒歩圏内の立地です。2021年8月末に耐震補強工事が実施済につき、各種減税(住宅ローン控除、登録免許税、不動産取得税)のために必要な、耐震基準適合証明書の発行が可能です(別途発行手数料が必要です)。

6,480万円

Exterior of 宮益坂ビルディング ザ・渋谷レジデンス
Sale Property tag

渋谷駅至近、宮益坂に建つ大規模な複合ビル。駅近の利便性が魅力。多彩な間取りが揃う高級マンション。安心のセキュリティ体制。

17,280 ~ 32,800万円

Exterior of ザ・サンメゾン表参道
Sale Property tag

ザ・サンメゾン表参道は2018年3月に竣工、サンヨーホームズが分譲した地上6階地下1階建て、RC造のマンションです。東京メトロ半蔵門線・銀座線・千代田線が乗り入れる表参道駅より徒歩5分、副都心線明治神宮前駅より徒歩7分、さらにJR原宿駅より徒歩11分も利用可能という利便性の高い立地です。表参道ヒルズをはじめブランドショップ、カフェなどで賑わうエリアから一歩入った、低層マンションや戸建て住宅も多い住宅街に佇むザ・サンメゾン表参道は、天然石や表情豊かな質感のタイル貼りの風格あるフォルムを持つ総戸数21戸のレジデンスとなっています。ゆったりとしたエントランスにラウンジ、ホテルライクな内廊下など高級感溢れる共用部を配し、4重のセキュリティでプライバシーを守ります。 「駅近かつゆとりある広さ」の希少な物件 この地にふさわしく永い歴史を刻んだ天然石や質感豊かなタイルを選定。こだわりを重ねた素材を凝らし、表参道の地にふさわしい風格を宿します。 ザ・サンメゾン表参道は、良質な生活空間とともに、利便性、最先端の文化を享受できるマンションです。

25,980万円

Exterior of ラヴォーグ南青山
Sale Property tag

骨董通りに隣接して立地する分譲マンション。表参道駅より徒歩11分、広尾駅や渋谷駅も徒歩圏内です。 骨董通り沿いにはコンビニやスーパー、おしゃれなレストランやバーも多く、また根津美術館やブルーノート東京なども近く、生活利便性や文化的なふれあいも良好な魅力的立地です。 ホワイトとグレーのスタイリッシュな外観とガラス張りのモダンデザインのエントランスが特徴。 居室はコンパクトな1R - 2LDKを揃え、シングルから少人数ファミリー向き。内装はホワイト基調のモダンデザインに、床暖房、浄水器、オートバスなど設備が充実。お部屋によってはペット飼育相談可。

4,700 ~ 6,980万円