日本の公立小中学校 入学と必要品

Poste date: 2019年1月28日

日本に住んでいる外国籍の子供たちも、日本の子供たちと同様に公立学校に入学することができます。一方、外国籍の子供たちは日本の義務教育を受ける義務はありません。日本の公立小中学校の入学手続き、入学条件、小学校で必要な物(道具)についてまとめました。

日本の公立小中学校の入学手続き

 

 

外国籍の子供の保護者は、最初に市役所(区役所)での手続きが必要となります。役所内の教育委員会で手続きをすると、住んでいる住所に合わせて学校が決まります。必要書類は全て日本語で書かれており、日本語での記入も必要となるため、日本語の読み書きが出来ない場合には通訳・翻訳者の同行が必須となります。

学年も日本人同様年齢で決まりますが、児童・生徒の日本語のレベルが同学年の児童・生徒と一緒に学ぶことが困難と判断された場合、ひとつ下の学年から始めることもあります。

 

就学手続きについて

下の図は、文部科学省発行の就学手続きに関する冊子の一部です。

 


就学ガイドブック(文部科学省)

 

日本の公立小中学校の入学条件

- 保護者と子供が日本国内で住所登録していること
- 子供が就学可能な年齢に達していること

公立の小中学校にかかる費用


日本の公立の小中学校の授業料は無料ですが、その他にかかる費用がいくつかあります。
例えば給食費(1ヶ月約4,000円 - 学校により異なる)、PTA会費、道具の費用、遠足・林間学校・修学旅行の費用、制服(主に中学校)などがあります。小学校で必要となる道具は下にまとめました。

日本の公立小学校で必要な道具

 

 

これらは小学校就学前に準備が必要とされているものの例です。学校により多少は異なりますが、一般的なものをまとめました。入学が決まると、購入しなければならない道具やもののリストを入手できます。また管轄の役所で詳細を教えてもらうこともできます。

 

1. ランドセル

最近はこの形にこだわらない学校もありますが、一般的には今でもランドセルが使われています。


2. 通学帽

学校により必要な学校、必要のない学校がありますが、多くの学校が、子供たちの安全のために黄色い帽子を用意しています。

 

3. ハンカチとティッシュ

 

4. お道具入れ(バッグ)

 

5. 上履き(うわぐつ)

 

6. 体操服

 

7. 水着
多くの学校が夏に水泳の授業を行います。

 

8. 下敷き

下敷きは日本独特の文房具で、海外ではほとんど使われていません。

 

9. その他の道具 

学校と学年によりますが、多くの学校で使われている道具は、書道セット、絵の具セット、防災頭巾、そろばん、リコーダー、鍵盤ハーモニカなどがあります。

         

 


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