日本で働く外国人向け ビジネスマナー
日本には、知人同士やお店でのやりとりをはじめ、あらゆる場面でそれぞれに適したマナーがあります。これらのマナーは日本でのビジネスシーンにおいても適用されます。他の国ではみられない日本独自のマナーやエチケットが多数あります。日本で仕事を始める外国人は、前もってこれらを知っておいたほうが、仕事を始める際に戸惑うことも少なく済むでしょう。ここでは、基本的な日本のビジネスマナーとエチケットをご紹介します。
あいさつと自己紹介
お辞儀
日本のビジネスマンは、欧米のように握手をするのではなく、お辞儀をします。日本人でも相手が外国人だと握手をすることもありますが、相手がお辞儀をしてきたら、お辞儀で返しましょう。お辞儀をするときは、背筋を伸ばして股関節から体を曲げると綺麗に見えます。
名刺交換
ビジネスシーンにおける初対面の場面で重要な名刺交換。名刺は受け取る人に向けて表向きにして両手で差し出します。相手の名刺を受け取るときも両手で受け取り、内容を確認します。受け取った名刺を相手の前でメモがわりには決してしないでください。名刺は丁寧に扱いましょう。
ビジネスシーンでの服装
日本政府が推進するウォームビズやクールビズにかかわらず、日本のビジネス服は今もとてもフォーマルです。男性はダークスーツにワイシャツ、控えめなデザインのネクタイなど。 女性にも同様の控えめな色目で、パンツスーツやロングスカートなどが一般的です。
日本では土足厳禁の室内に上がる場面が多くあります。その様な場所では、スリッパが用意されていますが、どうすればよいか迷ったら、まわりを見渡しておなじようにするか、ホストに聞いてみましょう。注意することは、日本では裸足で歩くことはNGとされていることです。普段靴下を履かない人は、白や黒の靴下を一足持ち歩くと便利です。また、靴下に穴が開いていないことも確認しておきましょう。
その他のビジネスマナー・エチケット
・日本人は時間に厳格です。遅刻は失礼なこととみなされますので、時間に余裕をもって行動しましょう。
・会議中はできる限りメモをとりましょう。 あなたの関心度合いを示せるのと同時に、後からお互いの発言を振り返ることもできます。
・会議やレストラン等の場面では、ホスト役の指示があるまでは着席するのを待ちましょう。
・挨拶や感謝を示す簡単な日本語(単語)は学んでおくとよいでしょう。
・会話中にポケットに両手を入れるジェスチャーは、相手にあなたが退屈しているという印象を与えてしまうかもしれません。
・人を指(や箸)で差すのはやめましょう。日本ではとても失礼な行為とみなされます。
他にも細かいマナーやエチケットがありますが、すべてを知らなくても、相手に失礼とならない基本的なことを踏まえておけば問題ありません。実際に日本で仕事をしながら少しずつ学んでいきましょう。
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