虎ノ門地区における再開発・「国際新都心」計画

Poste date: 2017年1月30日

森ビルが創業の地虎ノ門にて2014年6月11日に超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」を開業しました。戦後の1959年の設立以来小さな土地をまとめてビルを立てながら、今日の虎ノ門地区の開発の中核をなしてきましたが、ビルの老朽化にともなう再開発の時を迎えました。 虎ノ門ヒルズはそのスタートと位置づけられます。

虎ノ門ヒルズの売りでもある、アクセスの良さはかつて「マッカーサー道路」として戦後から長らく幻の計画となっていた虎ノ門―新橋間の先行開通です。 この道路(環状2号線)が2016年度に湾岸部まで延長すると羽田空港までわずか20分となり、ビジネスにも五輪にも外国人の誘致に有利となります。

さらに2020年の五輪に向けて虎ノ門を核にして都心の再開発を加速する「国際新都心」計画も一気に動き出す予定です。 さらに一帯では、向こう10年で地域のランドマーク的存在の施設が次々に生まれ変わる予定で、まさに虎ノ門ヒルズ開業の今年2014年が同地区の再開発元年と言えましょう。


現在進行中の主な再開発計画は以下のとおりです。

 

1.ホテルオークラ東京本館

ホテルオークラ東京・本館(港区虎ノ門2)が2015年8月末でホテル営業を終了し、2019年春開業を目指し建て替えられます。



新本館は、約2万6200平方メートルの敷地に2棟を建設予定。高さ約195メートル、地上38階・地下6階のホテルとオフィスの複合施設と、高さ約85メートル、地上13階建てのホテルを建設予定。 両棟合わせて客室約550室。この2棟は地下でつながる。総事業費1,000億円以上。


2.虎ノ門2丁目地区

超高層ビル2棟の建設地は、港区虎ノ門2の2ほか(2.4ヘクタール)。敷地内には虎の門病院や国立印刷局、共同通信会館などがあります。

計画によると、既存建物を1棟ずつ解体して、その跡地に超高層ビルを順次建設します。都市機構と国家公務員共済組合連合会(KKR)が共同で新虎の門病院(地下4階地上19階建て延べ約8万7300平方メートル、最高高さ約99メートル)や業務棟(地下3階地上36階建て延べ約16万8000平方メートル、最高高さ約179メートル)などを整備する予定です。


3.虎ノ門4丁目計画

農林漁業団体職員共済組合(農林年金)が所有してきた1968年創業の虎ノ門パストラルホテル跡地に森トラストがオフィス棟と住宅棟のツインタワーを建設予定です。



土地面積は約16,000㎡、地上13階、地下3階の建物延床面積は約39,000㎡。2010年に解体工事着工済みです。



新たな街作りの戦略には地下鉄新駅の提案も掲げられています。

東京メトロ日比谷線の新駅の整備計画がそれで、地区を南北に走る桜田通りの地下で既存の霞ヶ関駅と神谷町駅の間が候補地として浮上しております。

さらに都は、新橋から虎ノ門にかけて広い幅の歩道を確保し、オープンカフェなどを並べてにぎわいをつくる「シャンゼリゼプロジェクト」も進める予定で、東京五輪に向けた「国際新都心」の外観が一挙に加速しそうです。

 

Exterior of ロイヤルシーズン麻布永坂
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Exterior of グランスイート麻布台ヒルトップタワー
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