未公開物件とは? 掘り出し物? お得な物件?

Post date: 2023年10月27日

賃貸でも購入でも物件検索をしていると、「未公開物件あります!」や「未公開物件の探し方 」等と書かれているのを目にする事がよくあります。しかし「簡単にインターネットで物件探しが出来る時代なのに、市場に出ていない不動産なんて本当にあるの?」、「ネットで探せない物をどうやって探すの?」といった疑問をお持ちの方も多いと思います。
今回はその気になる存在、「未公開物件」について、以下の4つのポイントに分けてご説明致します。

1.未公開物件(非公開物件)とは?
2.未公開物件の探し方
3.未公開物件のメリット・デメリット
4.まとめ

1. 未公開物件(非公開物件)とは?

未公開物件とは市場に出ていない不動産の事で、公開されていない理由は主に下記の通りとなります。

1)売主・貸主が、公開を希望しない物件

主な理由としては
 ・ご近所に知られたくない。
 (経済的に困窮しているのではないかなどと詮索されたくない等の理由から)
 ・不特定多数の人に、不動産価値(資産)を公開したくない。
 ・事故物件である。
 ・集合住宅等で、何等かの理由で賃貸中の部屋より好条件で募集したい。

2)広告できない物件

建築確認前の為、法令により広告を掲載する事が禁止されている物件

3)不動産業者が、自社の顧客を優先したい物件

物件の仲介を売主・貸主から依頼された不動産会社が、優良又は好条件の物件であると判断し、他社に宣伝しなくても自社の顧客又は自社に問い合わせてくれたお客様に紹介すれば成約できると判断した物件。

*「未公開物件」の取扱いを謳っている会社の中には、アットホーム・SUUMOといった誰でも見る事が出来る不動産検索サイトには載っておらず、レインズという不動産会社しか見る事の出来ない物件検索サイトにのみ掲載されている物件を、「未公開物件」として扱っているところもあります。

2. 未公開物件の探し方



検索サイトに掲載されていない不動産情報を探す方法、それはずばり 「直接不動産会社に問い合わせる」 です。上記1番でもご説明しました通り、不動産会社は自社のお客様のみに紹介出来る物件情報を持っている場合があるからです。では、数多くある不動産会社の中から問い合わせる不動産会社をどの様にして決めればよいのでしょうか? 不動産会社には、たいてい得意なエリアや価格帯があります。ですので、ご自身が探している物件の希望エリアや価格帯をホームページ等に多数掲載している不動産会社、又は購入や賃貸をご希望のエリア内にある不動産会社に問い合わせてみる事をお勧め致します。売主や貸主も自分が持っている不動産に近い物件を多く取り扱っている不動産会社、物件近くにある不動産会社の方が自分の不動産に興味を示すお客様を見つけてくれるのではないかと考え、仲介を依頼することが多いようです。

問い合わせの方法は、電話・メール・会員登録等不動産会社によって様々ですが、真剣に探している事が伝わった方が「未公開物件」を紹介してくれる確率が高くなるようですので、エリアや価格・購入又は賃貸の時期など、ご自身の希望条件について出来る限り具体的に不動産会社に伝える事をお勧め致します。

3. 未公開物件のメリット・デメリット

メリット

不動産会社がすぐに成約になると判断した「人気エリアの物件」・「価格の安い物件」が含まれて可能性がある事、なかなか市場に出回らない「希少価値の高い物件」が含まれることがある等があります。

デメリット

事故物件である可能性があること、自分の好みとは異なる不動産会社の判断基準で決めた優良物件が含まれることがある等があります。

4. まとめ

結論としましては、「未公開物件」はあります。しかし、「未公開物件」=「お得物件・優良物件」ではありません。ですが「未公開物件」に出合う事は、ご自身の希望に沿った物件を見つけるチャンスを広げてくれる事である事は間違いないと思います。ですから、まずは「未公開物件」を紹介してもらい、その上で本当にご自身にとって価値か高い物件なのかを、市場に出回っている物件と比較するなどして見極め、決して「未公開物件」だから即決しなければ、他の人に取られてしまう!等と焦ることなく、十分に検討したうえで購入や賃貸を決断される事をお勧め致します。

 

 

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